トップバッターは主催の一社「カラビナテクノロジー株式会社」*1のエンジニア:川上さんの

発表テーマ:「チャットBotをしてみた」

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簡単に要約すると「LineのBOTシステムを利用して入力された文章に反応して、適切な答えを返す」というBOT*2です。

このシステム、エンジニア的に言えば「形態素解析」の技術を使って入力された文章や音声を解析して、内容を判断するという技術です。

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「形態素解析」は中学2年から3年にかけて国語で習う「名詞」「動詞」などの品詞を、入力された文章から解析して適切な内容を読み取る技術です。

これでリクルートさんが運営するカーセンサーさんのサイトから「入力された情報をもとに車を探してくれる」ことがBOTで出来るはず、です。

入力された情報は「赤のセダン」でした。

結果

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なぜか白のセダンを検索結果に表示させてしまいました。

セダンの情報を集めたー>正解

色は赤 ー> 読み取れていない

と、一部の情報を正確に読み取り、一部の情報を誤って読み込みました。

これは形態素解析よりも、どうやらカーセンサーさんのサイトのAPIに問題があるようです。

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・簡単なキーワードでは検索結果にブレが生じやすい

・メーカー/車種/色も正確に指定した方が正確な返答が帰って来やすい

 

問題を把握したところで、再度、入力する情報を「トヨタ」「セダン」「赤」と入力してみます。

この場合はそれなりに適切な検索結果が表示されました。

 

同時に新たな課題も発見されました。それは「カーセンサーのサイト自体の車に登録されたタグ情報が曖昧」ということです。

例えば「ランボルギーニ」を検索すると

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「カプチーノ」が検索結果に帰って来ました。

これはこの「カプチーノ」の色に「ランボルギーニオレンジ」「ランボルギーニレッド」などの単語がタグ情報として登録されており、タグ情報が車種よりも優先されて出されるということと推測されます

 

カーセンサーさんの車の情報は自由にタグを割り振りできるので、BOTで検索するには「入力する情報を正確に丁寧にする」必要があるようです。同じリクルートさんが運営するスーモなどの不動産の分野なら、部屋の間取りや、家賃、最寄駅などは定型句で検索させるのが普通になっているので、BOTと相性の良いサイトで試してみると、もっと楽かもしれません。

 

推測ー>手法ー>結果という、一連のプロセスをLTでお話ししてくださいました。

新たな課題を発見されて、丁寧にその課題を説明されるなど、バグフィクス*3に取り組むエンジニアのチャレンジ精神が垣間見えました。

1  3 4 5 続く

 

*1 カラビナテクノロジー 自社サイト

*2 BOT

Bot(ボット)は、robot(ロボット)の短縮形・略称で、転じてコンピュータやインターネット関連の自動化プログラムの一種のこと。 クローラ、インターネットボット – WWWにおいては、ウェブサーバとのやりとりを自動的に行うプログラム(Wiki)

*3 バグフィックスとは、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に含まれる誤りや不具合(バグ)を修正すること。また、修正されたプログラムを利用者に配布し、利用者の手元のコンピュータに導入済みのプログラムを修正すること。そのような修正プログラム自体のことをバグフィックスと呼ぶこともある。

古いプログラムのバグを修正し、機能的には変わりないが品質が向上した新しいバージョン(版)のことを「バグフィックス版」という(引用先)e-word