物件選びで大家が見る基本ポイント(立地・築年数・構造・管理状態)
不動産投資の成否は、物件選びで大きく左右されます。とはいえ「何を見ればいいか」は最初は分かりにくいもの。この記事では、物件選びで大家が確認したい基本のポイントを一般的な観点から整理します。大切なのは、自分の好みや勘ではなく、データと事実をもとに判断する姿勢です。
1.① 立地・賃貸需要(最重要とされる)
多くの専門家が、物件選びで最も重要と語るのが立地です。建物は直せても、立地は変えられません。一般に、次のような点が確認されます。
- 駅からの距離・交通の便(徒歩10分以内などが目安として語られる)
- そのエリアの賃貸需要(人口動態・周辺の入居状況)
- 想定する入居者層(単身・ファミリー・学生など)とニーズの一致
「自分が住みたいか」ではなく「そこに住む人に需要があるか」で考えるのがポイントです。
2.② 築年数・構造
築年数と構造(木造・鉄骨・RCなど)は、家賃水準・修繕の見通し・融資・税務のすべてに関わります。新築は高いが手がかからない、中古は安いが修繕や空室のリスクを見込む必要がある、といった傾向が語られます。
構造は減価償却の年数にも関係します(→記事61)。築年数と構造は、買った後のコスト計画に直結する基本情報です。
3.③ 建物・設備の管理状態
同じ築年数でも、それまでの管理・修繕の状態で建物の寿命や費用は変わります。共用部の清潔感、これまでの修繕履歴、設備の状態などは、購入後の出費を左右します。
中古では、大規模修繕がいつ行われたか・これから何が必要か(→記事59)を確認しておくと、購入後に慌てずに済みます。
4.④ 価格と利回りのバランス
価格と利回りは、表面ではなく実質(手取り)で見ます(→記事66)。高利回りに見える物件ほど、立地・築年数・管理状態に理由が隠れていることもあります。「なぜこの利回り・価格なのか」を考える視点が大切です。
5.⑤ 出口(売りやすさ)も見る
買うときから、将来売るとき(出口)のことも意識すると失敗しにくくなります(→記事67)。需要のある立地・流通しやすい物件は、売却時にも有利になりやすいとされます。所有期間と税金の関係(→記事64)もあわせて考えましょう。
6.買った後は記録で「答え合わせ」
物件選びの良し悪しは、買った後の実績で答え合わせができます。想定した家賃・空室・費用と、実際の数字を記録して比べることで、次の物件選びの精度が上がっていきます。
物件選びは「立地・築年数/構造・管理状態・価格と利回り・出口」を、好みではなくデータと事実で見るのが基本。そして買った後は記録で答え合わせをし、次に活かす。この積み重ねが、堅実な賃貸経営につながります。
大家賃貸ノートは、物件の基本情報と購入後の収支・修繕の実績を記録できます(物件の判定・推奨は行いません)。想定と実績を比べられるので、次の物件選びの精度が上がります。データは国内に保存し、端末ロックで守ります。まずは無料でお試しください。
App Storeで大家賃貸ノートを見る※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の物件・エリア・事業者を推奨したり購入を判断したりするものではありません。投資はリスクを伴います。判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談ください。
1980年生まれ、福岡県出身。西南学院大学卒業。3児の母。子育てをしながら義母の不動産会社のサポートを行っている。