Inheritance · 相続準備としての賃貸経営

相続のその日に、データが整っている大家業を。

物件カルテ・契約・修繕・家賃・経費・書類が、相続人・税理士・司法書士へそのまま引き渡せる形で残る。 準確定申告は4ヶ月、相続税申告は10ヶ月。期限の前に慌てない仕組みを、日々の記録から作ります。

BEFORE — 相続発生時

  • 物件の取得年月日・取得価額が、古い登記簿と通帳に分散している
  • 契約書はキャビネット、修繕の領収書は段ボール、家賃の入金履歴はExcel
  • 誰がいつ何を払ったか、相続人が遡って確認できない
  • 税理士・司法書士に渡すたびに、書類を一から探し直す

AFTER — 大家賃貸ノート

  • 物件カルテに取得年月日・取得価額・構造・延床面積・登記情報が揃っている
  • 契約・修繕・家賃・経費・書類が、物件ごとに時系列で並んでいる
  • 家賃台帳PDFと収支内訳CSVが、過年度分まで一括出力できる
  • アカウント単位でデータを書き出し、相続人・税理士へそのまま引き渡せる

Why It Matters

「相続のとき」に、本当に必要になる4つの理由。

相続は、いつ起きるか分からないからこそ、日々の記録の積み上げが効きます。 大家賃貸ノートは、その「積み上げ」を実務の流れの中で自然に残せる設計です。

01

相続税申告は、亡くなった日から10ヶ月。

相続税の申告期限は、被相続人の死亡を知った日の翌日から10ヶ月以内。物件の取得時期・取得価額・賃貸借契約・修繕履歴・収支実績が散らばっていると、税理士の作業が膨らみ、期限直前で慌てることになります。

02

準確定申告は、わずか4ヶ月。

被相続人がその年に得た不動産所得は、相続人が「準確定申告」を行う必要があります。期限は死亡から4ヶ月以内。年初〜死亡日までの家賃・経費・修繕費がアプリ上で時系列に並んでいれば、相続人がそのまま申告資料として使えます。

03

賃貸借契約は、相続人にそのまま承継される。

賃貸人の地位は相続によって承継されます(民法896条)。入居者との契約条件・敷金・更新時期・特約事項が「いま何の状態か」を相続人が即座に把握できなければ、入居者対応・更新・解約精算でトラブルが起きます。

04

売却・遺産分割の場面でも、履歴が価値になる。

相続後に物件を売却・遺産分割する場面では、修繕履歴・契約履歴・収支実績が物件評価の根拠資料になります。「履歴が残っている物件」は、相続人の判断材料が増え、不動産会社・税理士・司法書士の作業もスムーズに進みます。

Pillars

相続時に効く、4つの記録の柱。

「いま」の管理に必要な記録が、そのまま「相続のとき」の引継ぎ資料になります。

PILLAR 01

物件カルテ

取得情報・登記情報を、物件単位で一元化。

  • 取得年月日・取得価額・構造・延床面積
  • 登記情報(所在地・地番・家屋番号)の記録欄
  • 建物外観・室内・設備の写真
  • 物件メモ(リフォーム履歴・賃貸条件・特約)

相続税の不動産評価で必要となる「取得時の事実」を、物件単位で一覧化。相続人が登記簿・通帳・古い契約書を遡らずに済みます。

PILLAR 02

契約 audit history

契約の「いま」と「これまで」を、ひと続きで残す。

  • 契約開始日・更新日・賃料改定の履歴
  • 敷金・礼金・更新料・特約事項の記録
  • 普通借家/定期借家の区分と書面
  • 退去・再契約の経緯まで時系列で保持

賃貸人の地位は相続で承継されます(民法896条)。「誰と・いつから・いくらで・どんな条件で」貸しているかが、相続人にそのまま引き継がれます。

PILLAR 03

修繕履歴と建物カルテ

10年スパンの修繕履歴が、物件の資産価値を示す。

  • 修繕日・部位・金額・施工業者の記録
  • 見積書・請求書・領収書・完了写真をPDF保管
  • 資本的支出/修繕費の区分メモ
  • 建物カルテ(屋根・外壁・設備の更新時期)

売却・遺産分割の根拠資料として、長期の修繕履歴がそのまま使えます。火災保険・瑕疵対応・大規模修繕の判断材料にもなります。

PILLAR 04

家賃台帳・収支記録

過年度の家賃と経費を、申告そのままの形で。

  • 月次の家賃入金記録(部屋・入居者単位)
  • 経費(固定資産税・損害保険・修繕費・管理費)
  • 家賃台帳PDFを年度別に出力
  • 収支内訳CSVを過年度分まで一括出力

準確定申告(死亡から4ヶ月以内)と、相続後の確定申告のどちらにも、ボタンひとつで提出資料を作成できます。

Handover

誰に・何を・どう渡すか。

相続の場面では、相続人だけでなく、税理士・司法書士・不動産会社にも資料が必要になります。

相続人

物件の状態・契約・修繕・家賃を、紙の束ではなくアプリの中で時系列に確認。「お父さんは何をどう管理していたか」が、引継ぎ初日から見える状態に。

税理士

収支内訳CSV・家賃台帳PDF・領収書ZIPを年度別にエクスポート。相続税申告・準確定申告・相続後の確定申告で、共有資料がそのまま使えます。

司法書士

物件カルテ・契約履歴・登記情報の記録欄をPDFで共有。所有権移転・賃貸借契約承継の手続きにそのまま添付できます。

不動産会社

修繕履歴・契約履歴・収支実績を物件ごとに引き渡し可能。査定・売却検討の場面で、物件評価の根拠資料として使えます。

Exports

ボタンひとつで、引き渡せる形に。

アプリ内で記録した内容を、相続人・税理士・司法書士へ即時引き渡しできる形でエクスポートできます。

家賃台帳 PDF

年度・物件・部屋別に出力。準確定申告/確定申告/相続税申告の共有資料に。

収支内訳 CSV

勘定科目別の収支データ。税理士への引き渡し・電子申告の基礎データに。

領収書 ZIP

撮影した領収書を年度・物件単位で一括ダウンロード。電子帳簿保存法の運用にも。

物件カルテ PDF

取得情報・登記欄・構造・写真をひとまとめ。相続人・司法書士への引継ぎ資料に。

契約履歴 PDF

契約開始・更新・退去・再契約の履歴を時系列で出力。賃貸借承継の説明資料に。

修繕履歴 PDF

修繕日・部位・金額・施工業者・写真を年度別に出力。資産評価・税務署資料に。

Retention

書類別の保存期間の目安。

相続発生時に「もう捨ててしまった」を避けるための一般的な目安です。 最終的な保存期間判断は、税理士・弁護士へのご相談を推奨します。

賃貸借契約書契約終了後5年(民法166条 一般債権の消滅時効)賃料・敷金返還の請求権に備える
家賃台帳・帳簿7年(所得税法・法人税法)青色申告・税務調査の対象期間
経費領収書7年(電子帳簿保存法)電子保存の場合も同期間
修繕の見積・領収書10年(実務上の推奨)資本的支出の減価償却・売却時の根拠
重要事項説明書・宅建業者書類5年(宅建業法施行規則)宅建業者経由の場合のみ
火災保険・損害保険資料保険期間+3年(保険法95条 消滅時効)災害・瑕疵対応の請求権に備える

Boundary

踏み込まないラインを、明示しています。

相続は、税理士・弁護士・司法書士などの専門家の独占業務が交差する領域です。 大家賃貸ノートは「記録の整理と引き渡し」に徹し、専門業務には踏み込みません。

✓ DOやること

  • 賃貸経営に関する記録(物件・契約・修繕・家賃・経費・書類)の整理
  • 記録のCSV/PDF/ZIPでのエクスポート
  • 保存期間の目安提示(一般的な実務に基づく)

✗ DON'Tやらないこと

  • 相続税の税額計算(税理士法52条 — 税理士の独占業務)
  • 遺産分割協議書の作成(弁護士法72条 — 弁護士の独占業務)
  • 相続登記の代理申請(司法書士法73条 — 司法書士の独占業務)
  • 相続人間の調整・交渉(弁護士法72条)
  • 不動産の評価額の算定(不動産鑑定士の業務)

FAQ

よくあるご質問

大家賃貸ノートは、相続税の計算ができますか?+

いいえ、行いません。相続税の税額計算・申告書作成は税理士の独占業務(税理士法52条)です。大家賃貸ノートは、税理士が計算する際に必要な「物件取得情報・契約・修繕・家賃・経費の記録」を整った形で提供する役割に徹しています。

相続人にデータをそのまま渡すことはできますか?+

はい。家賃台帳PDF・収支内訳CSV・領収書ZIP・物件カルテPDFを、年度・物件単位でエクスポートできます。アカウント単位でのデータ書き出しにより、相続人がそのまま自分のApple IDでアプリを引き継ぐことも可能です(操作手順はサポートページにてご案内)。

アカウント自体を相続人に引き継げますか?+

Apple IDの引き継ぎはApple社のポリシーに従ってください。大家賃貸ノートでは、エクスポートしたデータを新しいApple IDのアカウントにインポートする運用を推奨しています。具体的な手順は、サポートページ・FAQをご確認ください。

過年度の家賃台帳・収支内訳も出力できますか?+

はい。アプリに記録された年度を遡って出力可能です。準確定申告(死亡から4ヶ月以内)の作成や、相続税申告(10ヶ月以内)の資料準備にお使いください。

物件の取得価額・取得年月日が古くて分かりません。+

判明している範囲で物件カルテに記録してください。不明な項目は「不明」「概算」のメモ運用も可能です。最終的な相続税評価額の算定は税理士にご相談ください。

登記情報は自動で取得できますか?+

いいえ、自動取得は行いません。物件カルテに登記情報を手入力で記録する欄を用意しています。登記簿謄本・登記事項証明書はPDFで添付保管できます。

相続人が複数いる場合、データはどう扱えばよいですか?+

大家賃貸ノートは1Apple ID単位での管理です。共有が必要な場合は、エクスポートしたPDF/CSV/ZIPを相続人間で共有する運用を推奨します。物件ごとに分割相続される場合は、新しいオーナーが新アカウントでデータをインポートしてください。

電子帳簿保存法には対応していますか?+

領収書のスキャナ保存・電子取引データの保存に対応した運用が可能です。ただし、要件適合の最終判断は税理士・税務署にご相談ください。

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