青色申告と白色申告、個人大家はどう選ぶ?
不動産所得の確定申告には、「青色申告」と「白色申告」があります。「青色のほうが得らしいけど、手間も増えそう」── どちらを選ぶか迷う大家は多いはずです。この記事では、両者の違いを中立に整理し、選ぶときの判断軸を提示します。ただし、どちらが有利かは個別の状況によります。最終的な判断は税理士・税務署にご確認ください。
1.青色申告と白色申告の基本的な違い
ごく一般的な整理として、両者には次のような違いがあると言われます。
「青色=控除のメリット、白色=手間が少ない」とよく言われますが、控除の金額や要件は制度・状況によって異なります。また、青色申告には事前の承認申請が必要で、申請には期限があります。「青色にしたい」と思ったら、早めに税務署・税理士に確認しましょう。
2.不動産所得の「規模」と帳簿の考え方
不動産所得では、賃貸の規模によって扱いが変わる論点があります。いわゆる「事業的規模」かどうかという考え方です(「5棟10室」が一つの目安として語られることがありますが、判定は個別事情によります)。
事業的規模に当たるかどうかで、青色申告の控除や、家族への給与の扱いなどに影響することがあるとされます。ただし、これも最終的な判断は専門的です。自分のケースがどうかは、税理士・税務署に確認するのが確実です。
3.どちらを選んでも必要になる「日々の記録」
ここが本質です。青色でも白色でも、収入と経費の記録は必ず必要になります。違いは「どこまで詳しく記帳するか」であって、記録そのものが要らない方式は存在しません。
- 家賃などの収入(部屋ごと・月ごと)
- 経費(日付・金額・取引先・勘定科目・領収書)
- 契約や物件の情報
これらを日々こまめに記録しておけば、白色でも青色でも、申告期の作業はぐっと楽になります。
4.記録があれば、方式の選択・移行も相談しやすい
「今は白色だけど、将来は青色にしたい」というケースもあるでしょう。どちらにしても、日々の記録が整っていれば、税理士への相談や、方式の検討がスムーズになります。記録がバラバラだと、相談の前段階で時間がかかってしまいます。
「どちらが得か」を判断する材料も、結局は記録です。まずは記録を整え、そのうえで専門家と方式を相談するのが、いちばん確実な進め方です。
5.アプリでの記録の土台(現状の対応範囲)
大家賃貸ノートは、家賃・経費・契約・書類を記録し、収支内訳書ベースのCSVを書き出せます。
大家賃貸ノートで家賃と経費を整えておけば、白色でも青色でも、申告期の作業が楽になり、方式の相談もスムーズです(現状の出力は収支内訳書ベース/青色決算書フォーマットは今後対応を検討)。データは国内に保存し、端末ロックで守ります。まずは無料でお試しください。
App Storeで大家賃貸ノートを見る※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、税務に関する個別の助言ではありません。方式の選択・控除・事業的規模の判定・申請期限などは税理士・税務署にご確認ください。最新情報は国税庁の公式情報をご参照ください。
1980年生まれ、福岡県出身。西南学院大学卒業。3児の母。子育てをしながら義母の不動産会社のサポートを行っている。